牧場便り【BlueWill】~養鶏~
ブルーウィルは、やっていることが多岐に
渡るので、メルマガも時々変えていくことに
しました。
今回は、牧場便りの記念すべき第一回目!
なが~くなりそうです(笑)
色々なことを本校の農場でやっているんです
けど、どこまで詳しくお話ししようか少し
悩んでいます。
何と言っても、土のことを語るだけでも
本一冊分くらいにはなってしまいます。
しかも、僕もまだまだ勉強中なので中途半端
なことしか言えませんし・・・。
とりあえず留学生の牧場での活躍について
語ってみます。
本校の農場では養鶏をしており、現在は
約200羽ほどいますが、
僕たちがやっている養鶏は自然養鶏で、
鶏の住む環境を人工的(農業)に再現
することが必要です。
鶏はもともと山の腐葉土があるところで
一日中土を掘って餌を探しています。
とりあえず、何処の国でも農業で養鶏を
自然方式で育てたければ少量を育てる
ことが条件になります。
基本的に下記の二つの方式しかありません。
①抗生物質と成長ホルモンが入ったエサ
を与えて出荷する。
②自然の環境を人工的に再現して、弱い
鶏を淘汰して強い鶏を作っていく。
本校では「②」のようなやり方です。
農業ではそれは普通に行う一般的な業務です。
①のやり方を嫌う人も多いですけど、これを
しないということは社会から鶏肉が無くなる
ことを受け入れなくてはなりません。
勿論、唐揚げが食べられなくなることは
悲しすぎるので、何とも悩ましい問題です。
僕は、教育上面白いし遣り甲斐のある②を
選んでいますけど、①を否定していません。
話を戻しまして、本校では350羽を育てることが
出来る鳥小屋を作ったので、これからもう少し
増えていきます。
しかも、卵を中心に作ろうと思っています。
今は経験の為に鶏肉を生産しているところです。
今は飼料も購入していますから、まだまだ
僕が求める自然養鶏にはなっていないのが
実情です。
今月に入学された生徒さんが生物学部の
食品栄養学科で勉強(研究)をされている
方だったので、
ご協力頂いて飼料作りの研究が進んでいます。
素人が集まって何やらごちゃごちゃと混ぜて
いるだけの研究が、一気にまともなラインで
進行しているのを目の当たりにすると、
「・・・理系は侮れない」と心底思いました。
1か月前に準備した嫌気発酵飼料の
A・B・Cの箱を開けると
A:特に変化なし
B:アオカビが発生
C:大量の幼虫が発生
という結果になりました。
何とも嬉しいことに、実はCの幼虫の
ようなものは「生き餌」としてヒヨコ
に与える食料になる可能性があります。
この虫が一体何の虫なのかが気になる
ところですけど、これが生き餌として
使えるものならば培養方法はなんとなく
解明した訳です。
また、Bのアオカビに関してですが、
これは彼がアオカビを大学の研究室
で勉強していたことから、
とても詳しくアドバイスを頂けました。
危うく鶏に与えてしまう所だった
ので、本当に助かりました。
アオカビが発生しない為の装置が研究室
にはあるそうなのですが、
フィジーでのやり方を探さないといけない
ので、まだまだ探求しなければなりません。
まだまだ時間はかかるでしょうが、鳥小屋
の発酵床を作るのにも時間はかかりますし、
ちょうどそういった体制が整う頃には飼料
作りのノウハウを獲得できると思います。
また、本校の留学生が鶏の販売を行う為の
鳥かご作りをしてくれています。
使い慣れていないエクセルに四苦八苦
しながら一生懸命に作ってくれたチラシに
速攻でダメ出ししてしまい、ごめんなさい(笑)
営業戦略を練ってこの販売網を構築する
作業はちょっとした起業の準備ですね。
留学をただ英語を勉強するだけで終わらせたく
ない僕としては、こういった起業研修のような
ことが出来ていることを嬉しく思います。
もうすぐ成熟する鶏の解体方法も覚えないと
ダメだから、如何に早く解体をするか・・・
そういったことを生業としている人が
本校に留学に来てくれたらありがたいなぁ・・・
・・・なんて都合の良い風にはいかない
ですよね。
大丈夫です。フィジーでは鶏の解体は各家庭
でほとんどの方が出来ます。
それに既に飼料作りでの最強の味方を
得れただけでも御の字です。
でも2か月の留学期間は短いです。せめて
半年くらいはいてくれないと・・・。
僕の都合で留学期間を決めれないのは残念
ですけど、
これから留学を考えている方は半年を基本
として期間を決めることをお勧めさせて
頂きます。(笑)
特にブルーウィルでは、ご覧のように英語
しか勉強できない学校ではないですから、
何か将来的にやりたいことがある人、やりたい
ことを真剣に探したい方にお越し頂ければ
嬉しく思います。
一応普通の語学学校なんです。
ただ、やっていることが多いだけで。
本校の語学教育の部分だけでも十分に満足して
頂けます・・・と最後に言っておきます。
負けてるところは・・・宣伝だけです(笑)
今回は、「牧場便り~養鶏~」を
題材とさせて頂きました。
楽しんで頂けましたでしょうか?
いつも「いいね」して頂いてありがとう
ございます。
また次回をお楽しみに~
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僕が直接全部お返事しますので感想、
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