留学を決める前に知っておくべき大切な事
こちらでは「語学留学の不都合な真実」をご紹介させて頂きます。留学を検討されている皆様にとって重要な内容になりますので、是非ともお時間がある時にご一読頂ければと存じます。
英語留学をする上で基本的な目標である英語を習得することに対して、様々なメソッドを活用したカリキュラムや特別な体制を整えて各学校は英語習得のレッスンなどのサポートを行いますが、本校は英語に最適な学習方法は学習者によって異なることを8年ほどかけて検証しています。
その為に本校では、授業の内容は個人に合わせた体制(学習スピード・学習コンテンツ・学習方法{本校の場合は基本として会話重視})としております。
時間割や教科書などはレベル毎に異なりますし、ガイドラインとしてのカリキュラムはございますが完全に固定されたものではなくて、臨機応変にカリキュラムが変化することが出来るようになっています。
これは、マンツーマン体制でなければ提供が出来ないカリキュラムですが、経営上の問題として一人の生徒に一人の先生を担当させることは費用(人件費)を大幅に上げてしまうことになります。
これが先進国での留学ですと、格安留学とは違った環境なのでグループ体制でも問題が生じませんが、先進国への留学ではそもそも現地の物価が高い為に費用(全ての費用)を上げてしまうことになります。
また、レッスンとは別の対応(滞在先の変更や各種の手続き、又はトラブル時の対応)においても小さな学校であることが態勢として好ましいのですが、固定費(教室などの維持費)がありますから学校が小規模になるということは一人一人にお支払い頂く留学費用が高額となります。
それでも、格安の留学費用での英会話習得の為の語学学校(会話重視のレッスン)では、前提として「少人数の方を対象としたマンツーマン体制の学校」であることが必要となります。
こちらに関して詳しく知りたい方は下のボタンから「語学学校の選び方」をご参照下さいませ。
学校の規模に関しては、本校は小さな語学学校としてずっと経営をしていますから大規模な学校のノウハウは持っておりません。
その為に、大規模でも何かのシステムで対応が出来るかどうかは分かりませんが、大きな維持費を持つということは経営(生徒数獲得)に思考が傾きますので、教育に集中した学校として運営(留学生のサポート)をするならば小規模の体制の方が好ましいことはご理解頂けると思います。
この二つを満たすとなると、小さな学校としてずっと経営をしながら、しかもグループ体制と比べて10倍近く利益率の低いマンツーマン体制を準備しなければならないのですから、これが語学学校にとっては大変な負担となることはお分かり頂けると思います。
また、留学では英語を教えるだけではなく様々なサポートが必要になりますが、皆様をサポートするだけのノウハウを持ったカウンセラーを育成することは本校の場合は少なくとも3年程の期間が必要になりますし、正直なところ相当な企業努力をしなければ代替の利く担当者はご用意できないと思います。
カウンセラーの重要性は認識されていないことが多いのですが、アドバイス一つで皆様の留学への方向性はまるで間違った方向に進んでしまいますから、こちらも留学に取り組む上ではなくてはならないサポートとなります。
ここでは簡単にご紹介しますが、留学生は留学前には英語習得を中心として留学を考えますが、留学期間を過ごすとともに少しずつ英語能力が身に付き、それと同時に英語に関する考え方も変化し、英語以外の経験を積むことを希望するようになります。
このことは、留学をする前の状態では通常分からないことですから皆様が深く考える必要はありませんが、この「英語学習方法ではなく、経験を積むことが出来る環境に力を入れている」ところは「学校を比べる上でのポイント」としてはご理解を頂く必要がございます。
この意識を持たないと、実際に皆様が留学に行ってから「この学校を選んで良かった」と思える学校を選択出来る確率が低くなります。
留学で得られるものは英語習得だけでなく、それはあくまでも入り口であって「学んだ英語を使って何に取り組むかがメインの留学コンテンツ」となるのが英語留学の特徴だからです。
ただ、こういった留学の内容は多くの留学希望者の方はもちろん、語学学校ですら理解していないことが多いので、留学前にこういったことに気付いて語学学校を選べる留学生の数はとても限られたものとなります。
少人数制の学校でカウンセリングがしっかりとしていれば、徐々にそういった説明をして皆様の成長に合わせた課題を設定することが出来ますが、留学学校が英語だけを教えてその部分を各留学生の資質だけに頼ってしまうと、ほとんどの皆様は留学を理解しないまま終えてしまうことになります。
このように留学は留学前と留学中で求められるものが大きく異なりますし、ご自身の成長によって留学前の考え方をご自身で否定されるのですから「留学前の説明において、簡潔に一つの固定の答えを示せない」ことは、我々語学留学を提供する者にとっては非常に不都合な真実となります。
お察し頂けると思うのですが、丁寧にご説明をしても「まるで煮え切らない説明をしている」ような印象を与えてしまいますし、正直に全て(8年のノウハウ)を話そうとしても膨大な時間が必要で、更に経験値の差があり過ぎて伝えている情報を事実だと理解されることもありません。
重複になりますが、留学の初期では英語習得が中心となりますし、概ねそれで良いのですが中期・後期では皆様自身がそれを間違いとして捉えることがあるのです。
本当は最初から全てを説明できれば一番良いのですが、残念ながら留学では経験をしながら自分で納得をして理解するプロセスを経ないと、理解出来ないことがたくさんありますし、だからこそ実際に留学をする必要があります。
留学という特殊な経験を重ねていくのですから自然と各々で見える風景(意見や見方)が異なれば、心から納得をするにはプロの説明(論理)だけではなく各自の留学経験値は求められます。
そうした中で成長を遂げることが留学で英語を学ぶ大きな利点であり、各留学生の目標に合わせて留学の内容を充実することに成功してこそ、皆様一人一人にとっての最高の留学が実現いたします。
このように留学前の状態で、留学に関して全てを理解することは難しいかと思いますが、ここに記載されている内容だけでも把握して頂き、少しでもご参考になれば嬉しく存じます。