フィジーの雰囲気
こちらではポイントを三つに分けて、フィジーの雰囲気についてご紹介させて頂きます。
【フィジーの文化】
フィジーの文化の一番の特徴は、のんびりしているところだと思います。旅行ガイドブックなどを見ると、「優しくて穏和で・・・」等と書かれていますが、これも「のんびりしている」ことから得る印象だと思います。神経質ではないので簡単には怒りませんし、物事に過敏に反応しないので「気にしない」人が多く、この国民性は英語初心者にとって英会話習得を克服するにあたって、大きな利点だと思います。
英語学習は文法や単語の前に、話すことの恐怖心を乗り越えることが最初の一歩になります。これが出来ないと、論理だけの学習となって実践が足りず、いつまでたっても自信を得ることが出来ません。その為に、フィジー国民のようにのんびりした人々と英会話をすることは、英語の恐怖心を乗り越える環境として大変お勧めです。
フィジーは一時的にイギリスの植民地だったのですが、これも占領ではなくフィジーからイギリスに依頼して植民地となったものでした。イギリスの植民地政策の一つとして、フィジーを砂糖製造国とするために、インドから大量の移民がフィジーに送られました。一般的には、開発する時に人手が足りなかったことが理由とされています。
それから、フィジーはイギリス統治の下で、フィジー人とインド人が生活をする国となりました。現在ではフィジーは独立をして、何処の国にも支配されていませんが、このような時代背景によって現在でもフィジー人とインド人が人口のほとんどを占めており、共に生活をしています。
フィジー人は多くが政府の機関で働き、民間の会社はインド人の経営が多いことも特徴です。
インド人は様々な宗教観念を持っており、フィジーには様々な宗教や文化の違いがあります。ただ、それぞれの宗教観が弱くなっており、生活にデメリットを与える程のものはありません。日本人に慣れない特徴としては、インド人は宗教の関係から豚肉を食べないことです。
いい意味で、のんびりした国のフィジーは世界でも珍しい(多分フィジーだけです)二つの人種が上手く共存している国です。また、フランスやイタリア等々の国と同じように国内でも暖かい地域に行くほどに、人情があって穏やかな人が増える傾向があります。
本校が位置するラウトカは、年間で快晴が多くフィジーの中でも気候が穏やかです。フィジーの主要産業である砂糖の中心地であるラウトカは、近代的なフィジー文化を感じる場所として適しています。
我々にとって慣れない文化は「時間にルーズなところ」だと思います。フィジー人の友達を遊ぶときは、待ち時間をある程度覚悟する必要があります。
手続き一つにしても、日本ならば5分で出来ることでもフィジーでは1ヶ月かかることもあれば、全く進まないこともあります。ただ、留学生の皆様は学校のサポートを受けているので、このことで大きな問題を抱えることもないと思いますので、ご安心くださいませ。
【フィジーの休日】
フィジーは土日と祝日がお休みなりますが、日本との大きな違いとしては祝日と日曜と土曜の午後13時からはほとんどのお店が閉まっていることです。特に日曜と祝日はスーパーマーケット以外のお店はほとんど全て閉まっています。
レストランは幾つか開いております。フィジーの国民性として、休日は家族と過ごしてのんびりすることがフィジー流の過ごし方です。忙しい日本から限られた期間で来る皆様だと、この休日の過ごし方に慣れない期間がどうしてもあります。その期間には個人差はありますが、65日を超えたあたりから慣れ始めます。
その為に65日未満の留学では、毎週を何処かのリゾートやダイビングなどの「外国人向け」のサービスを利用して、楽しむことが勧められます。
休日の過ごし方は、短期留学になればなるほどに重要性を増します。大したことではないと思うかも知れませんが、留学全体が実りあるものになるかどうかが決まることもあるので、きちんと取り組むべき重要なポイントであるとお伝えさせて頂きます。
インターネットなどである程度の情報を収集しておいて毎週休日のプランを確実に作ることが、留学を終えた時に「楽しかった!」と言えて満足できるかの決め手になります。
実際の予約などは現地到着の一週間目に完了して頂いて、留学出発日も生徒数の多い7下旬~8月下旬、2月上旬~3月上旬にお越し頂くことをお勧め致します。
短期留学でご自身で行動が出来ない方でも、短期留学生が多い時期に留学を実践されることで行動力が増す傾向がございます。
留学生が少ない時期を狙って来られる方もいますが、短期留学の方は逆に生徒数が多い時期じゃないとスムーズにいかないこともあります。この点は多くの皆様のイメージと実際の留学生の心理とは真逆になりますので、お気を付けください。
留学期間が長くなるほどに、この様な余分な費用が無くとも楽しく留学を過ごせることになります。休日でも映画館は開いていますしDVDは格安で販売されています。町のお店が開いていなくても出来ることは沢山あり、休日を楽しめることは、フィジーの生活に慣れる程に増えていきます。
日本でも「会話」は娯楽の大きな部分になると思いますが、フィジーの場合はコミュニケーションを何よりも大切にしている国だからそれがより顕著になります。
これは、フィジーが英会話の練習場所として最適である理由でもあります。フィジー留学を楽しめば楽しむほどに会話の機会が増えて、同時に英語も向上していくことになります。
*留学生が利用する個人クリニックも休日はお休みになりますので、この点はお気を付けくださいませ。救急は国営の病院が対応をしてくれますが、軽傷や風邪程度ならば月曜日まで待つことが望ましいです。
【フィジーの宗教】
フィジーの宗教は、キリスト教・ヒンドゥー教・イスラム教が一般的です。フィジー人はほぼ全員がキリスト教ですが、インド人は多様な宗教観を持っています。
日本人の感覚から遠い宗教がイスラム教ですが、本来は厳しい宗教観念を持っているはずのイスラム教ですが、フィジーではそういった宗教の不安部分は全く感じさせません。
宗教的な争いなどを心配されている場合は、フィジーではそういった争いや紛争はありませんのでご安心くださいませ。またルールさえ守れば、誰でも教会を見学したりイベントに参加したりできます。
日本でも同じですが、宗教は特にお葬式や結婚式などの行事に用いられることが多いです。我々とは違う点としては多くの方が、毎週教会を訪れることだと思います。ホームステイをする人は、家族に誘われて教会に行くこともあります。
自由参加なのですが、経験の為に一度は参加してみても良いかと思います。教会では、歌を歌ったり、牧師さんのお話を聞いたりします。
初めて出会う人でも、色々な話をすることが出来ますので、英会話をしたい留学生の皆さんには、出会いの場として活躍することがあります。
教会に行くときはお洒落な格好をする必要はないのですが、清潔で清楚な格好をしていないと、周囲に違和感を与えますので、気を付けて下さい。ここでも、現地の人に合わせた態度が最適です。
*宗教に関しての深い話は、仲の良いお友達以外とは話をしない方が良いことが、コミュニケーションの鉄則であることも忘れないで下さい。